pleetm's blog

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風の電話

震災で家族を失った少女の再生の旅を描いた人間ドラマ。今は亡き大切な人と思いを繋ぐ電話として、岩手県大槌町に実在する「風の電話」をモチーフに映画化した。8年前の東日本大震災で家族を失い、広島の叔母のもとで暮らす17歳の少女ハル。ある日、叔母が突然倒れ、自分の周りの人が誰もいなくなってしまう不安にかられた彼女は、震災以来一度も帰っていなかった故郷・大槌町へ向かう。豪雨被害にあった広島で年老いた母と暮らす公平や、かつての福島の景色に思いを馳せる今田ら様々な人たちとの交流を通し、ハルは次第に光を取り戻していく。道中で出会った福島の元原発作業員・森尾とともに旅を続けるハルは、「もう一度、話したい」という強い思いに導かれ、故郷にある「風の電話」にたどり着く。

 

道中、さまざまな人と接することを通じてそれぞれに苦しみを抱えていることを知る。たぶん苦しみを抱えている人同士は、それを具体的にどのようなことか語ることを多くは必要とせず、その悲しみの部分にそっと寄り添うことができるのだろう。

ハルは、森尾との会話の中で、「死んだら誰がお前の家族を思い出すんだ?そう思って俺は死ぬのをやめた」という言葉を聞く。その言葉が最後の風の電話の中でも語られ、大事な人を自分は忘れない、という思いを強くする。

もちろん、大事な人を失ったこと、もう二度と会えないこと、もし生きていたら○歳だったこと、これらは全部つらいことだろう。だけど、それは、自分が生きているから感じられていることであって、亡くなった人はそんな思いを持つことすらゆるされていない。だから、生きているから死んでいるよりましなのだ、という簡単な言葉でその人のつらさが救われるわけではない。でも、その心の痛みは自分が生きていることを一層強く感じさせるものなのかもしれない。

 

 

Haru ran into various people while travelling to her home town, which was devastated by tsunami and earthquake in 2011.  Through the communication with them, she realized that everyone has emotional injure, worry and anxiety respectively.  This compassion has gradually melted her frozen heart. 

She hasn't been encouraged to continue to live without her familiy, but a word she listened to moved her,  'who remembers your family if it were not for you'.  The dead won't come back if you care them, but it is what you can do that is you don't forget.  This word didn't let her revive, but discouraged her to kill herself.

I couldn't say living is better than being dead because all people have been hurt and embracing sadness and disappointment. However, the wound can make you feel a sense of living.