pleetm's blog

日々考えた事や読んだ本について書くブログです。自分の書いたことって相手にどう伝わるのか、興味があるので、お時間ある方はコメントしていただけると嬉しいです。このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

2016-01-01から1年間の記事一覧

国連で学んだ 価値観の違いを超える仕事術

現在、国連で仕事をされている田島麻衣子さんの本です。様々な国に居住し、様々な国の人々を仕事をしてきた経験を基に、価値観の違いに悩むのではなく、その違いを上手く自分のものにし、活かす術を教えてくれます。 最も大事な本書のメッセージは、 周囲と…

交渉プロフェッショナル

読みました。 島田久仁彦さんは国連、日本政府等で交渉を仕事としてきた方です。 その想像を絶する経験をもとにさまざまな交渉を合意に結び付けてきました。 本書では、そのエピソードと交渉術の一部を垣間見ることができます。 1.日本の外交 日本の外交はし…

ハイブリッド外交官の仕事術

読みました。 27年間にわたる外交官としての経験を通じての経験を基にした、仕事術についての本。 人脈、語学、交渉、メモ、情報、危機管理術など、広い範囲のトピックについて語られており、どのような分野で働く人にとっても役にたつ部分があるのではな…

その英語、こう言いかえればササるのに!

NHKビジネス英会話でも活躍されている関谷英里子さんの本です。 ビジネスシーンで使われる英語の、敬語的、婉曲的な表現が多く紹介されています。 その英語がネイティブにどういう感じを与えるのか、わかりやすく書かれているので、とても参考になると思いま…

僕たちの居場所論 (角川新書)

読みました。 読んだというよりも聞いたに近い感覚。 鼎談形式なので、三人が目の前で話しているかのような自然な雰囲気を感じ取ることができます。 テーマは居場所。 ここが自分の居場所だと思える場所がある人は幸せです。 みんなそういう居場所があればな…

悩める人、いらっしゃい 内田樹の生存戦略

読みました。 いつも内田先生には助けてもらっています。今回も安定感がありました。自分がどれだけ小さい箱に閉じ込められているかということを認識させてくれる示唆に富んでいると思います。 例えば、 あらゆる欠点はその人の個性の根幹の部分とつながって…

夢をかなえるゾウ

読みました。 kindleで無料だったので、軽い気持ちで読み始めましたが、すぐに引き込まれてしまいました。 登場するガネーシャ(ゾウ)はなぜか関西弁なのですが、それが本当に効果が出ているなぁと思います。少しお説教のようなおせっかいみたいなことを言…

米原万里ベストエッセイ❶

読みました。 なにこれ。すごくおもしろい。恥ずかしながら米原万里さんを知りませんでした。こんなに魅力的な人がいたなんて。 とにかく、読んでいて、すごく気持ちがいいです。こういう文章を書けるのは本当に言葉と向き合った人なんだと感じました。その…

マチネの終わりに

読みました。 平野啓一郎さんの本です。 40歳世代の恋愛を描いた作品。 運命の出会いだとお互いが確信するほどに思い合う二人。だけどその二人が一緒になることはなかった。それは不可抗力のようなそうでないような出来事のせい。愛し合っていた二人はお互い…

英語は絶対、勉強するな!

読みました。 この本があるのは知っていました。でもなぜか、敬遠していました。 読み書きはできるが、しゃべれない、典型的な日本人英語学習者でして、いろんなノウハウ本を読んできました。 けれど、なかなか効果はでない。 一度、読んでみようかと思い、…

読む力・聴く力 (岩波現代文庫)

読みました。 心理学者、作家、詩人それぞれの観点から、「読む」ということ、「聴く」ということのついて、話し合います。 読むスタンス、聴くスタンスは三者三様なのですが、その処理のプロセスは非常によく似ていることが面白いと思いました。 つまり、「…

あなたの人生の科学

読みました。 この本は人生の悩みを解決してくれる本ではありません。 2人の男女の人生を追いかけながら、それぞれの選択を科学的な視点で検証することで、その人生ドラマを通して、私たちが自身の生活で直面するであろう課題に対しどう取り組めば良いか、…

ザ・万字固め

ザ・万字固め (文春文庫) 読みました。 鹿男あおによし等で有名な 万城目学さんのエッセイです。 読んでいてとにかく面白いのはその独特な言語表現だと思います。 日常の風景をとても楽しいものに見せてくれます。 その表現が生まれる裏側には、並外れた観察…

風蘭(岡潔)

風蘭 (角川ソフィア文庫) 最近岡潔に注目が集まっているようです。 森田真生さんもそうですし、著作も復刊されています。 それほど、岡先生の思想が現代の日本に必要とされているものなのだと思います。 この「風蘭」も50年以上前の著作。しかし、その思想…

ターミナル

みました。 ある事情から入国許可が下りないことが理由で、ずっと、ニューヨークの空港のターミナルで待っているという話です。空港の中でいろいろな人と出会い、ドラマが起こる。 主人公は自分の目的のためにただ無心でやっているだけなのですが、それが自…

食べて、祈って、恋をして

見ました。 何とはなしに見ましたが、女性目線とはこういうことなのかな~と興味深く見ることが出来ました。 食べて、祈って、とありますが、女性はやはり、旅に恋を求めているのでしょうか。 食べて、祈って、恋をして ダブル・フィーチャーズ・エディショ…

幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

読みました。 「嫌われる勇気」は対人関係におけるストレスを大いに軽減したと思います。良い効果がある一方で、「嫌われる勇気」という言葉が一人歩きし、その言葉を誤解したような言動をするような人も増えたような気もしていました。また、ちゃんと読んで…

ごはんぐるり

読みました。 西さんは感覚が澄んでいます。身体で捉えるということに重点を置いていると思います。 西さんの文章は、大人になっていく(年をとっていく)自分と、それに取り残されている内面 の自分との違和感を繊細に捉えて表現していると思います。 西さ…

戦略がすべて

よみました。 世の中の見方の鋭さは群を抜いているのではないでしょうか。分析力がすごい。 RPGは資本主義ゲーム RPGには分業と熟練をベースに各人の強みを活かしたバランスの良いチームを作り、勝ち抜いていくという資本主義のエッセンスが凝縮されている。…

リーダー論 (講談社AKB48新書)

読みました。 AKBの本ですが、それを理由に読んでないという人は損してる!とおもえる本です。リーダーになる人もなりたい人も、そうでない人もどんな人が読んでも面白いと思えるところがあると思います。 こんなことが書かれています。 誰もがリーダーにな…

ワン チャンス

みました。 面白かったです。 才能があってもなかなか自分に自信のもてない主人公。 それを無理やりにでも引っ張って行ってくれる妻と仲間。 失敗しても、何かにトライすることに背中を押してくれる周りの人たちに恵まれて、主人公は自分の自信を発見できた…

コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか

読みました。 おいしいコーヒーの入れかたを紹介している本は数あれど、ここまでコーヒーをちゃんと科学できている本は少ないのではないでしょうか。 「技術」や「コツ」というのは、素晴らしい部分もあるのですが、やはり経験則であって、本によって書いて…

人の気持ちがわかる人、わからない人~アドラー流 8つの感情整理術~

読みました。 人間関係のストレスは、「価値観の扱い方」に原因がある。それとうまく付き合っていくやり方を教えてくれており、とてもわかりやすかったです。 そして、 「人の気持ちがわかる人」 =「自分の良いところを見つけるのが上手」 =「出来事の良い…

僕はあと何冊の本を読めるのか?(自分を変える読書術を読んで)

読みました。 自分はあと人生であと何冊の本を読めるのか? 年間100冊の本を読んだとして、30年で3,000冊の本を読むことになります。他方、出版されている本の数に目を向けてみると、日本では1日に200冊の本が発売されているとのこと。この数字を単純に比較…

The Martian

映画を見てきました。 原作も読んでみました 。 映画、すごく面白かったです。本を読んでいるだけでは想像できないスケール感を感じることができます。 映画だけを見ても、話の進み方がよくわからんと感じる人もいると思いますので、原作を読んでおくとすん…

数学する身体

読みました。 このようなことを考えている同じ年齢の人がいるということに驚きと嬉しさと若干の悔しさを覚えます。 「身体」に焦点をおき、情緒を語る。現代に不足しているのはそういうことなんだと感じさせられました。時代の速度が速くなっていると言われ…

空白を満たしなさい(平野啓一郎)

読みました。 平野さんの作品は大好きでデビュー当時からずっと読んでいます。 本書は、著者が提案する「分人」という概念を導入した小説。 一度自殺し、その死から復生者として蘇った徹生。死とは何か、生きるとは何か。 徹生は自分の死のルーツを探りなが…

家族という病

読みました。 家族とは個人との関わりでしか語れない。 家族とは社会の縮図である。 ということが本書の主張です。 これは、同意できる人は「そうそう!」と頷きながら読めるでしょうが、そうでない方も多いかもしれません。 一人一人の個人を取り戻すことが…

完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込 (角川文庫)

読みました。 オードリーの若林さんの本です。 いつも視点が人と違うなと思っていたんですが、この人、賢いんじゃないでしょうか。 人見知りの人間がどうやって社会に馴染んでいくか一人の人間として書かれていますが、共感する人はとても多いはずです。 特…