pleetm's blog

日々考えた事や読んだ本について書くブログです。自分の書いたことって相手にどう伝わるのか、興味があるので、お時間ある方はコメントしていただけると嬉しいです。このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

しあわせの哲学

NHK学びの基本シリーズは30〜1時間ほどあれば読めてしまいますので気軽に学べてとても親切ですね。

幸せである、幸せになる、ということは、個別化が進行し、コミュニティによる承認が減退した現代社会では、孤独と結びつきたいへん難しい問題になっています。

昔であれば、「幸せにならなければ」などと考えることすらなく、それ自体が、今から振り返ってみると、すでに「幸せであった」と言えるのかもしれません。しかし、「幸せとは何か」という問い自体が言語化されてしまった今、それを考えずに過ごすということは不可能になっています。問いというのは、認識された時がその問題が生じた時だというのはよくいったもので、この「幸せ」というのもその一種であるように思われます。

幸せをいくつかのキーワードから読み解いていくと、その一つは、「自己了解を通じた物語の再構築」である、と言えそうです。自己了解というのは自分にとって大事なもの、どうしたいか/それは自分が選択し、自発的にエネルギーを出しているものか。ということだそうです。
この自己了解、つまり自分の大事なものにエネルギーを注ぐにはどうすれば良いのか。筆者は、「誰もが認めるであろう価値あること=事そのもの」を実現しようと目指す時に生まれる行動の柱、自分の軸が生まれる。と書いています。これを「自由」とも表現しています。そして、事そのものを目指すことができていると他者がすぐに認めてくれなくとも他者からの承認を期待しながらしぶとく頑張ることができる、というのです。
つまり、目指すものに社会的な意義を自分なりに感じることができるものであったり、目指すこと自体が楽しい場合に、短期的な承認に振り回されることなく、ある種「道」のように目指すプロセス自体を喜びと感じることができる、ということなのかと思います。とても難しいことだとは思いますが、世の中のために大事だ、という世界に対する何らかの貢献感をもたらす時(達成感ではない)、ある種の充足感を感じられるのかもしれません。

また、それが見つからないことで、自己を否定する必要もありません。それは、自分は自分の人生を肯定できる、と筆者は訴えます。自分の人生の中で、至福のひとときを経験したことが一度でもあるなら、あなたの人生はそれでもって肯定できるのではないか。というメッセージです。

これは、心が弱っている時にとても支えになる言葉であるように思います。ただ、一方で、至福のひととき、というような仰々しくいえるような幸せの瞬間などないよ、とも思いながら読む自分も同時にいます。

けれども、その後にはこう続きます。至福のひとときが一度でもあったなら、あなたの人生はそれでもって肯定できるのではないか。そうすれば、少しでも喜ばしいことを汲み取って生きることを心がけていこう。

やはり、そんなにすごい至福の瞬間があったと自信をもって言えるか、わかりません。わからないから幸せか悩むのだろうし、「至福だ!」などと自信をもって言える人は悩んでいないでしょう。だけど、至福かどうかは抜きにして、自分に少しでも喜んだ瞬間があったとしたら、それは、自分に幸せを感じるセンサーが備わっているということだと思います。だから、どんな小さなことでもいい、ちいさなちいさなものを集めていけば何とかなるのだ。もしかしたら、それはいつか自分の肯定へとつながるのかもしれない。その一つ一つが過去に対する見方をいつか変えるかもしれない、それが絶望し、これまでの自分の物語が瓦解し、どうしようもないと感じた場所からの、自己の物語の再構築である、とも言えるのではないでしょうか。

Being happy and becoming happy is becoming incresingly complex issue in modern society where individualization has been progressing, resulting in a sense of lonliness.

A few decades ago, happiness appears to have been less important issue because approval by community didin't generate solitude.   However, once the issue was verbalized, we have to confront with it inevitably.

Accorging to this book, one key word solving the issue is rebuilding your story through self accept.  To accept yourself, the book says that you realize what is important to your life and what you put your energy onto autonomously.

How can we do to pour your energy into what is important to you? In this book, it is explained that your core can be created when you are going towards something considerd to be valuable by everyone.  It also says that if you can aim at the point, you can continue to move yourself forward in case you are not valued by others instantly.

As to rebuiliding your story, it appears to be importat to be attentive to trivial happiness.  If you had a moment when you felt happy at all, it can be said that you have a good sensor for happiness.  You have a sensor and so you can search.  To continue searching will lead to self-esteem.  This can be a process of rebuilding your story.