pleetm's blog

日々考えた事や読んだ本について書くブログです。自分の書いたことって相手にどう伝わるのか、興味があるので、お時間ある方はコメントしていただけると嬉しいです。このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

意識のリボン

読みました。綿谷りささんの短編集です。

どれもおもしろかったのですが、「こたつのUFO」が好きだったかな、と思います。

 

一人の頭の中の思考をずっと覗いているような文章でした。

一人で脳内会話しているのですが、それが退屈ではなく、ずっと読めてしまうような気がします。

 

文章は平易でとっつき易い。けれどそれが切り取る世界観はとても独特です。

独特と言っても、常人には想像できないことを書いているわけではなく、みんなが少なからず感じた事のある感覚や感情を丁寧に描写しています。多くの人は身に覚えのある感覚なのですが、ともすると受け流してしまいそうな、瞬間的な感覚。それを読者が読みながら追体験できるような解像度。

 

そしてもっと不思議なのは、堂々巡りとも思えるその思考が決して、悲観的なものではなく、最後には微かに希望とも思えるような感覚を持つことができる点です。なんだ、自分って本当どうしようもないな、って思って読んでいたら、そのうちに、まぁこんなどうしようもない自分よろしく、と少しは自分に行ってもいいんだと思えるような読後感です。

 

文章は内へ内へと向かっていくのですが、そのプロセスがとても自然で、あぁ、そう言うことあるある、と思って読めてしまいます。そして、内へ内へ行くと、その先には社会や世間といった外界と接することになる。外部との関係性の中に自分があるのだと改めて気づかされます。この内へ、そして外へという旅を作者とともに経験するのが不思議と心地いい、そんな短編集です。

 

意識のリボン (集英社文庫)

意識のリボン (集英社文庫)

  • 作者:綿矢 りさ
  • 発売日: 2020/02/20
  • メディア: 文庫
 

 

This  book is authored by Risa Wataya.

It is a series of short strories.

 

One of my favorite stories would be UFO of Kotatsu.

It seemes to describe what is going on in your mind.

The character is taliking herself, whichi is not boring, but comfortable to read through.

 

Her writing is easy to read, but very unique in how it crops the world surrounding her.

The peculiarity is not beyond what ordinary people have, but intricately describe the sense we should have had ever in our lives.

The sense is easy to vanish from our mind because it is a moment sense.

Her superiority would be how she can sense and express it with high resolution.

It helps us experience the same feeling through reading.

 

More importantly, you may think the mind is going around again and again, but there is a way out actually.

The exit is not cecessarily pessimistic, but pleasing after you finish reading.

In other words, you can feel you can accept what you are even if you have disadvangtages and what you hate in yourself.

And then you will feel you have an ability to take step forward.

 

The thought in mind is going internally and then comes across externality.

The sequence of process from internality to externality is easy to keep pace with.

And it makes you re-realize that what you are comprise what and how you see, feel, hear.

This journey is very pleasing and comfortable to take so that I feel like reading her books again.

 

 

パーマネント神喜劇(新潮文庫)万城目学

読みました。

神様の世界という、普段は除けない世界を 覗かせてもらった気がしました。そんな神様の世界も完璧でなく、上下関係があったり、評価にあたふたしたり。

そんな神様たちも人間の行動に驚かされたり、感心したり、神様の世界もこんなのかぁと想像しながら読みました。ほかにもいろんなドラマがずっと続きそうな小説でした。

自分の近くにも、こんなことがもしかしたら起きているのかもしれない、とおもうと少し心が軽くなるような話でした。どんな人にもどんな心境の時にも楽しめるお話なので、お勧めです。

パーマネント神喜劇(新潮文庫)

パーマネント神喜劇(新潮文庫)

 

 

緊張をとる

皆さんは、大事な緊張するでしょうか?ここ一番の会議でのプレゼン、失敗の許されないプロジェクト、などなど。

本書では、いろんなエクササイズを通じて緊張するとはなにか、どうすれば緊張しない境地にいくことができるかということが、ドラマ仕立て、対話形式で進みます。「緊張をとる」という題名ですが、対話を通してわかっていくのは、緊張する意識のメカニズム。つまり、少し説教くさい説明になるので、わざと対話形式にしているのだとおもいます。内容はとても面白く、 アァそうだよなぁと思わせられる部分がたくさんあると思います。特に、「悪いことはしてはいけないのだ」「嘘をついてはいけないのだ」という風に「善」に対して、固定観念をもっている人にとっては理解が難しい場合もあるかもしれません。その点において、この本は、一定程度ずる賢い人、ずるいということに対して肯定的に捉えることのできる人にとってむいていると思います。

というのも、以下のようなことがたくさん書かれているからです。

・ポジティブはネガティブ要素で構成されている。

・自分のままであるということは不安であることに気づくこと。大丈夫な状態を目指すものではない。そして、その不安というのはプライドが原因である。プライドは変な部分へのこだわりが生み出す。むしろ、今の自分に満足していないなら、その「こだり」は捨てる必要がある。

・不安をとるには自信を保とうとしても逆効果。むしろ失敗しないようにする。失敗しないようにすれば、物事を細かい要素に分けて考えることができる。

・謙虚とは、慢心しないようにすること。それ以上でも以下でもない、必要以上に謙ることではない。それは謙虚「ぶる」ということ。むしろ、自分を認め、自分に栄養をあげる。

・頑張ることは自己満足による現実逃避。「こんなにがんばったのに。」は意味ない。

 

そろそろ、小説にしますね。

緊張をとる

緊張をとる

  • 作者:伊藤丈恭
  • 発売日: 2015/07/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 Are you nervous in front of people?  For instance presentation in a big conference or projects you have to succeed.

This book will help you ease the worry if you have some conern about it.  It provides you with some exercise using your body. Also, it is easy to read through because it is written in a dialogue manner. 

Through the conversation, you will get to understand how your mind works when you get nervous.  It is so interesting that you may find out a lot of what makes sense.  However, as a caution, if you have confined stereotype on what is good or bad, you may find it hard to understand the what the book is saying.  

The followings are tips from the book.

1. Positive comprises a lot of elements of Negative.

2. If you want to be what you are, you should be aware of the fact that you are worried.  You don't need to aim at 'you are OK'.  The anxiety is a result of your pride. Pride comes out when you stick with something.  But, you are supposed to know you are not satisfied with what you are now, it means you have to throw away what you stick with.

3. If you get less serous and try to get confident, it backfires you.  You should try not to make mistakes.  If you try to avoid making mistakes, you can consider something by spliting it into elements, which can be resolved easily, leading to getting rid of your worry.

4. If you want to be humiliated, you should be careful not to be conceited.  And you don't need to be humiliated too much.

5. Working hard is self satisfaction.  Even if you are working hard and prod of it, it makes no difference.

 

京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ (朝日文庫)

読みました。

おもしろいです。京都の雰囲気なんかが身近な人にとってはより面白いのではないでしょうか。

総長なのは知っていましたし、ゴリラの人だな〜とは思っていましたが、どんな風に過ごされてきたのかは知らなかったので新鮮でした。

本書ではゴリラの話も書かれていますが、それ以上に、フィールドワークでのアフリカ人たちとのやりとりとそれを通じた学びがとても面白かったです。

アフリカでのフィールドワークをつうじた様々な対人手法、例えば、説得の仕方、協力を得る極意、また、それだけでなく、何が人を形作るかなどについて書かれていました。

説得の手法として、アフリカではどれだけ自分の中に「具体例」を持っているか、そのストーリーが相手を説得する秘訣になるという話がありました。

これは、日本など他の国でも同じかもしれないと思いました。よく、一般化・抽象化して論理性を取り出して話を進めがちですが、そこに具体例があるとやはり説得力がますし、聞く側の理解もしやすくなるのかな、と思いました。

また、人の協力を得る極意としては、「お前と一緒にやったら楽しそう」と思わせることだそうです。とても難しいことにも思えますが、実際には相手を大事にして、自分も楽しみ、その姿をみせること、ということかと理解しました。

そして、「自分であること」、とは「他人から見た自分であること」「他人の目が自分を作る」のだそうです。つまり、自分が思っている自分は所詮自分ではないということ。だから、何かを言ったり、したりしたときに、そういうつもりはなかった、とかそう意味じゃないということは関係なく、相手がどう思ったか、が自分だということなのだと思います。厳しいことを言われた時にはそれを認めるのは難しいかもしれないけれど、これを理解して前に進んでいかないといけない部分もあるのだと思います。

 

その他、「考えを一度否定されたくらいで諦めない」相手の背景や状況を考えた上で方法を探っていけば自分のやりたいことはどんな形であっても達成される。そう思って方法を探らなければ、道は閉ざされる。

という言葉も心に残りました。

 

意外なものとしては、環境と自分の関係について。よく言われるのは環境に適応する。自分を変える。ということ。山極総長は全く逆でした。環境に合わせて自分を変えるのではなく、環境を自分に合わせて変えていく。自分が希望したところでなくとも、環境は自分で変えることができる。ただし、自分のやりたいことをやりつづけるためのしたたかな戦略もだいじと書かれていました。

最後に、グローバル人材とは、多様なものを認めつつ、自分「に」あわせつつ、なおかつ自分を失わずにいる。いろんな人と同調しながらも自分の身に纏っている教養をきちんと表現できる。そして、意思決定ができる。自分の考えをそのなかでまとめ上げ、自己主張ができる人間と定義しています。

なるにはとても難しいですが、とても明快な定義だと思いました。

 

京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ (朝日文庫)

京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ (朝日文庫)

  • 作者:山極 寿一
  • 発売日: 2020/05/07
  • メディア: 文庫
 

 

子どものための哲学対話

よみました。

哲学って何だろう。考えるって何をすることなんだろう。勉強することとどう違うんだろう。小さいときにそういうことを何気なく疑問に思った人も多いのではないでしょうか。

この本は、小さな子供だけでなく、何かに迷ったり、悩んだりしている大人にこそ学びのある本だと思います。

この本は「ぼく」と猫の「ペネトレ」の対話形式で進んでいきます。

ペネトレはいつも難しそうなことを言っているけど、本質的なことを言っています。

そうだよなぁ、そういうことだったのか、と思うところがたくさんありました。

たとえば、根暗をネアカについて。

ネアカというのは「上品」な人のことで、喜びを四方八方へおすそ分けしようとする人です。そして、自分の中でいつも遊んでいる人。勉強している時でも、仕事している時でも、なぜかいつもそのこと自体が楽しい人のこと、だそうです。

それに対して、「下品」な人=根暗な人、というのは他の誰かに認めてもらわなくては満たされない人のこと。他人によって自分の欠如を埋め合わせしようとする人のことだそうです。

もちろん100%ネアカの人はまれだとは思いますが、100%に近く根暗な人はたまに存在する気がします。そういった人はこの文章を読んだら、「あぁ、自分は根暗なのだ。下品なのだ。」と考え落ち込んでしまうかもしれません。そうなってしまうと、誰かに自分の良いところをほめてもらうことでしか自分を認められないし、何を考えるにしても他人の軸で物事を決めることになってしまうような気がします。

こういったところから救ってあげるには何をしてあげればいいのか、それは本質的には自分でやるということしかないと思いますが、何かきっかけを与えられる人にもなりたいな、と思う部分もあります。そんな下品な人も、下品にいきたくて下品に生きているわけではないと信じているからです。

 

他にも、上品なひとは、自分に起こるいろんないやなことや、不愉快な気分なんかから自分の力でうまく処理する方法を身につけている人とも表現されています。

また、過去に起きたことについて、結局そうでしかありえなかったのだから、それでいい、くよくよ悩む必要はない。や、

自分の未来のために自分の現在を犠牲にできる人とも表現しています。

 

こういうのって、いくら違う言葉で表現したとしても、わかる人にはどれもちゃんと同じことを言いているものとして、理解できるし、分からない人や分かりたくない人は一つひとつの表現が違うことを言っているように感じられるし、回りくどいことを言っているように思われるし、矛盾しているように聞こえると思います。ただ、本を読むときには言葉の表面的な違いから何かを理解しようとするよりも、言葉というのが本質的な何かんお輪郭を捉えようとしていると考えると、背後にあるつながりが浮き上がってくるように思います。この本も例外ではないと感じました。

それがわかる、ということでもあるし、それまでのプロセスを考えるというのだとおもいます。そして、自分なりに「わかった」=「いろんな言葉を一つの心で理解できた」とき、それは、じぶんにとってのゆるぎない答えになるのだと思います。そして、それがネアカであったり、いわゆる自信みたいなものにつながるのかとも思います。

 

子どものための哲学対話 (講談社文庫)

子どものための哲学対話 (講談社文庫)

 

 

What is philosophy? What is thinking?

I believe any of you have wondered such questions when you were a child.

 

This book will surely offer you some learnings and findings to even grown people that think of where they are heading in life.

Reading peroceeds with the form of dialogue.  And the conversation is takeing place between a boy and a cat. The cat is named Penetre.  It is always telling him something difficult, but essenstial.  This would be a paramount learnings to you, I think.

 

For instance, poitive and negative.

It says the positive means the person who wants to try to eminate his own happiness to others, which is called refined and sophisticated.  Moreover, the person always enjoy the work itseld regardless of business and study.  It feels to him that he is just playing.

 

On the other hand, the negative, it is the person who is always desperate to be accepted and complimented.  It is, in other words, the person who tries to make up for his own scarcity by soemething from others and outside.

 

Of course, there is reraly seen a 100% positive person, but you can see there is a person who is almost 100% negative.  Such a persone would think of himself 'I am a negative person, and disgusting.' and get depressed. However, this is not what the book is for.

 

The positive is described as a person that has a measure to handle something unconfortable by his own.  And he will be abe to sacrfice his present to his future.

 

The books is telling you what kind of persons the positive is in a variety ways, but the essential is simple and sigle.  We need to try to get closer to it by translating those words into our own words.  If you could get there, it would be defenitely the aanswer you can stick with.

 

 

私をくいとめて

 綿矢りささんの小説です。

彼女の小説を読むと、同じことかけそうで書ける人は二人としていない、と強く思わせられます。

それは、なんてことのない日常を切り取っているのだけれど、そのリアリティや切り取り方が他の人の追随を許さないものになっているからだと思います。それは、鋭いというよりも深くて、分厚いです。それでいて文章はとても癖がない感じがして、だからこそとても不思議な感覚を持ちます。

このフレーズだけが、この場面が、というよりもその小説が形成する世界が読む人の中に形成される、という感じです。とはいってもいくつか、心に残る箇所はありました。

相手の幸せを願う、そんなささやかな実感が愛です。相手の心に居場所を作るって楽しいですよ。

相手が何を考えているか分からないからこそ、伝えられる言葉があるんです。

もう一人の自分がいる。そう思うだけですごく強くなれる。(もう一人の人間がそばにいる。その人間は自分自身。)

自分とは別の人間と、向き合って、体当たりで、ぶつかり合って生きていくよ。

などなど。

これらのことばも全体の中で読むからこそ、その意味が感じられるものになっていると思います。

 

私をくいとめて (朝日文庫)

私をくいとめて (朝日文庫)

  • 作者:綿矢りさ
  • 発売日: 2020/02/07
  • メディア: 文庫
 

 When reading her books, I reallize there's no one but her who can write this type of novel.

This is becuase while it seems to be easy to write usual daily life, the way of trimming the scene is pretty unique in her.   The cutting is deep rather than sharp, which taste rich, I would say.  Additionally, the way of writing is so plain that it gives me a mixed feeling.  It's simple, but rich.

If you read the novel, the world described by the novel will be constructed in your mind.  You don't just read the sentences, but the world by the sentences is genrareted in your mind where you can get yourself into.  The world is splendid and some words are impressive.

Wish the other a happiness.  The faint feeling is love.  It will be enjoyable to create habitat you live in at his/her mind.

You don't understand what he/she is thinking. That's why you use words to deliver what you want to deliver.

You have another yourseld inside. Thiking about it strengthens you.

I will try to live with others while looking at them and listening to them.

坊さん、ぼーっとする。

ありがとうって言わなくてもいいよ。という言葉を長女からかけられたというエピソードが語られていました。

詳しくはどんな文脈かわすれてしまった、その言葉だけを覚えている、ということだったのですが、自分もここを読んで非常に印象に残りました。

たぶんその娘さんの思いとしては、自分がただしたくてしただけだから、感謝されるためにしたわけではない。

相手に対して、何かして「あげたい」という思いから来ていたらこうはならないのだと思います。

ただ、自分の心の赴くままに行ったことが、相手から感謝されることでもあったというとてもほんのりとあたたかい優しさというものがあるんだな、と思いました。

自分がしたことに感謝されているようではまだまだで、むしろ、感謝の言葉はなくとも、その感謝の気持ちをしっかりと受け取ることのできるあたたかな心でありたいと思わせられるエピソードでした。

「ありがとう」がなくて不満な人や、「ありがとう」を求めている人はむしろ人間関係の深みを見落としているのかもしれません。

 

 

 

そして、キーワードとなるのは、「ほっとく」「まつ」「求めながらも求めない」「なんとなく」

こういったところに本質がひょっこり姿を見せたりするのだ、ということを伝えてくれていました。

もしも、明確な目標があって、社会的な意義からそれを定義して、そこにやりたいことを添わせているのだとしたら、

すこしそれは薄っぺらいものかもしれません。本当に大事なことは「なんとなく」わかる。

そういうことを伝えているとおもいます。

 

 

 

 

「言いにくさ」「違和感」

もうひとつ、大切なことは、時に「言いにくさ」「違和感」を抱えている、という話。

大切なことはいつも自分の耳に優しいとは限らない。

自分の耳に優しいことばかりを聞いていると、本当に大事なことを聞き逃してしまうかもしれない。

それは、普段意識しないと聞こえないもの。

聞こえないものを聞くためには、まず聞きたくないものを聞くこと。

相手は自分に対し、それを自覚して言ってくれているかもしれない。

 

 

否定の良い面:「断る」ことはまた「つながる」ための装置

断られる、否定される、ということはもちろんダメージのあることだ、と認めつつも、

その良い面にも目を向けたい、というのが密成さん。

断る、言いにくいことを言う、ということは、言う側にとってもそれなりに決心のいること。

それがもし、相手が決心して自分に対していったのだとしたら、それを感じることができるのだとしたら、それは自分に対してのメッセージなのだ、ということ。

密成さんはこれまで「断られた」ことが、次の展開を考える「いい意味での大きな出来事」になったことがあると明かす。

だから、「断る」ということは、相手に新しいチャンスを渡すことでもあり、それはまた「つながる」ための有効な装置である、と述べていました。

 

 

坊さん、ぼーっとする。 娘たち・仏典・先人と対話したり、しなかったり

坊さん、ぼーっとする。 娘たち・仏典・先人と対話したり、しなかったり

  • 作者:白川密成
  • 出版社/メーカー: ミシマ社
  • 発売日: 2020/02/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

You don’t need to say “thank you”.

Thank you is a very polite expression, but why did she (his daughter) ask him not to say that?

Presumably, she thought she just did as she wanted, not for appreciation.

She would not have said so if she wanted to give him something.

It doesn’t come from the sense of giving and it come from just wanting to do.

It was as a result appreciated by other person , after all.

I thought this was deeply warm conversation.

If you want to give something maybe for appreciation, you might miss essence of a deep human relationship.

 

The key phrases are ‘let it be’, ‘wait for it to come’, ‘don’t want while wanting’, ‘feel like it’

He told me that the essentials come from vaguenss.

If you have a solid goad aligned with social requirement, it might as well be reviewed once stopping.

You can feel it important if it is really important to you.

 

He also said what’s important is often hard to say and different from what you know.

He added what’s important is not always what you want to hear.

If you listen to what you want to listen to, you will listen less and less to what’s really important to you.

It is not what you can hear unless you are aware of it.

Therefore, if you want to listen to what you don’t hear, you can start from listening to what you don’t want to listen.

 

 

 

Decline has a good aspect: decline is a start for connect again.

He recognizes being declined gives you a mental damage to an extent.

However, he said if someone decline, he has made up his mind doing that.

If you see he/she made up his/her mind, it would be a message for you.

He also said, he has had experiences that being declined led to a next leap.

Therefore, if you decline something to someone by making up your mind,

you will be a good chance for him/her for a next step.

 

あなたの知らない脳

読みました。

プログラムが急速に進化した後、わかってきたことはジョークを理解したり、友達を見分けたりといった「単純な」問題を解明する方がよっぽど難しいということだそうです。私たちが迅速に、無意識にお、効率的にやっていることはモデル化が難しく、解決されないまま残っている。ここから筆者は、「なんでもなく楽にみえることほどその背後に大規模な回路が流からそう見えるのだということを疑う必要がある」と結論づけています。単純に「見える」ことは実際にはそうではなく、複雑な専用のメカニズムによって支えられているのだそうです。

つまり、単に思ってしまった、そう感じた、ということほど、そこには何か複雑な思考が自動的に動いていてそうなっているのだ、ということを意識しておく必要がありそうです。そうすれば、自分が本能的に良いと思うことや嫌だと思うことを一度意識できるのではないでしょうか。そうすることにより、自分の思考をさらにさらに深めていくことができるのではないか、とおもいます。

他にも脳の機能を知ることで、自分が感じる何気ないことに何らかの働きが背後に起きていることを知ることができる本です。

 

 

自分のことは話すな!

話題どろぼうしがちな人に有益な本かと思います。

僕は必ずしも聞き手に徹することが、良い聞き手になるとは思っていないのですが、それでもやはり人の話を奪ってまで話しちゃぁいけないな、と思いました。気を付けたいと思います。

 

意外とバッサリ書いていて、気持ちいいなと思ったのは、

「自分をわかってほしい」はただの傲慢。自分の欲求をコントロールできてないだけ。

という言葉。

作者もこれに関する苦い思い出があって、色々と学びがあり、この本につながったのだと思いました。事実、体験談が多く記載されており、共感はできないながらも、いろんな場面から自分のやり方をブラッシュアップされた方なんだと思いました。

 

また、ほかに面白いと思ったのは、「好かれる人」より「すこし緊張される人」へ。というところ。

どんな人が「少し緊張される人」か。

①心強い人

②ミスした人にチャンスを与える人

③トラブルに動じない人

④転職しますではなく転職しました、という人

⑤次のステップは、といえる人

⑥一対一で話せる人

⑦まだまだ学ぶことばかり、という人

だそうです。言わんとすることは分かる気がします。

 

また、面白いのは、「好き、嫌いを発言しない」ということ。

好きを発言するということは、それ以外は普通に分類する意思表示。

 

好き嫌い、あってもいいと思うんですよね。ただ、他を排除するようなことはなく、どれも好きになれるようなこころの状態を作っておくためには、好き嫌いを「宣言しない」というのも悪くない方法だと思いました。

 

自分のことは話すな 仕事と人間関係を劇的によくする技術 (幻冬舎新書)
 

If you often talk the topic as others are talking it, your are a subject thief.  In order to try not to be that, here's tip you will find useful.

I don't think listening is alway a good way to communcate with people, but it is not necessary to talk when others are talking.  I also need to be careful of it.

 

She says ''It is arrogant of you to want to get understood by people.  'She adds by saying 'It is a result of the fact that you can't control yourself'  I suppose she said this perhaps because she experienced such a situation and got a learning from the experience.  And the process gives me a sense that she polish herself by reflecting herself.

 

Also, she said you should be `a person giving a little nervous`, not 'a person giving just kindness'.  This kind of person would be

1. a person who can be relied on

2. a peson who gives a second chance to a person who failed to do something

3. a person who is not losing him/herself when trouble

4. a person who says 'I changed a job.' not 'I will change a job'

5. a person who says 'the next step would be ~'

6. a person who you want to talk with in person

7. a person who is eager to learn

 

And what she enphasized was 'don't say you like it or dislike it'  

She say it is because saying you like it means that others are normal (out of your interest)

 

Here's what I think.

People often say 'I didn't mean to say that when I was saying.'  But, it doesn't make a sense, because ragardless of what your intention was, when your words come out of your mouth, they are not yours any longer.  They belong to people hearing them. So we should be careful of how they are interpreted by people, not what you wanted to say.  But at the same time, we don't have to get scared too much, you can get a feed back by their reaction.  Even if you fail to deliver what you want to say, you can have a second chance.  Rather, we should be with people who give us a second chance.  It is trust.

Therefore, if you look from the viewpoint of a listener, you better listen to people and try to thier intentions behind the words, and even if they fail to do, you better think you might fail to catch their intention and try to capture again.  And if you stand at talking side, you should try to describe what you think as exactly as you can. If it is failed, you don't get depressed. People trust you, so you can try again without being scared too much.  

 

 

天才はあきらめた

読みました。

良い本です。こんなに努力家の人いません。本人は嫉妬のエネルギーと言っていますが、そこまで努力できる、それ自体がが才能やないか、と思います。

相方とコンビを組むたびに、何度もやってしまう暴君山里。じぶんでも抑えきれずにそのモードに入ってしまう。そうなったら解散一直線。。。

でも、組んだ相方はみんな山ちゃんのことが好きで、山ちゃんの才能が開花するようにサポートしていました。それにはっときがついて。

そんな経験があったからこそ、止まらずに、自分の才能を磨くことに邁進してきた姿は 、感情移入して読んでしまいます。

そして、彼が唯一才能として自慢するもの。それが会う人の運がいい。いろんな人の言葉に救われて、芸人を続けることができたのだなぁとしりました。

読んでいて、ホロリときたのは、もう芸人辞めようと決意していた時のルミネthe吉本。千鳥の大悟に「ほら、いつもみたいにおもろいことばっか言え。」

また、舞台の後に一言。「こんなおもろいやつが、お笑いやめてええんか。」

 

天才はあきらめた (朝日文庫)

天才はあきらめた (朝日文庫)

 

 He is a japanese comedian.  His book is about how he has lived for comedy. He insists that jealousy is his gasoline for effort, but he is innately diligent in my sense.  This is because he can make effort to imporve himself regardless of what he use for effort.

One of the most moving episode was when he has decided to quit a comedian. One of his colleagues said to him 'Say only funny things as you always do.'

After the show, he said again 'Have you decided to quit in spite of being such a funny man? '

He continued a comedian.