pleetm's blog

日々考えた事や読んだ本について書くブログです。自分の書いたことって相手にどう伝わるのか、興味があるので、お時間ある方はコメントしていただけると嬉しいです。このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

縄紋

読みました。

縄文ではなく縄紋。そこにも意味はあるのですが、それは読んでみるとわかると思います。話は東京を舞台としたミステリー。東京の各地にのこる縄文時代の名残を追いながら、ある殺人事件との関係が読み解かれていきます。

その殺人事件のほうは、それほど突拍子もないことでもないのですが、本書を読みすす目ながら想像することのできる、東京における縄文時代の生活、それがとても興味深く、道を歩きながらもふと、そのような名残を探してしまいます。

また、いまの日本人の文化や価値観、神、宗教と言ったさまざまなものも縄文時代にルーツがあり、そう考えると自分たちが長い長い時間軸の中の一瞬を、その歴史に抱かれるようにして生きているのかもしれない、と思わせられます。そんな意味で、ミステリーではあるものの、とてもロマンを感じる、とても面白い本でした。

 

縄紋 (幻冬舎単行本)

縄紋 (幻冬舎単行本)

 

 

There was Jomon era in Japan, which was 25 thousand years ago.  It lasted so long that it was supposed to influence what we are now to a huge extent.  If you read this book, you will be able to find a lot of clues of Jomon whatever you see in your daily lives.  However, this book is not academic, but a mystery novel.  So, you can travel in Jomon era through reading the book, which is a pleasant journey.

Also, this book helps you understand our culture, religion, and value are rooted on Jomon, and it makes us feel we are living a moment in a longer time span than we can imagine.  It feels very romantic.