「私、アボカド好きなの」
ここから、どれだけ会話を発展させ、相手との距離を近づけることができるでしょうか。
この本では、コミュニケーションに笑いを取り入れることで単に波風立てずに会話を終わらせないで、あえて積極的に会話することで相手と打ち解ける、そんなことを目的にした本です。
本書では「戦略」ということでコミュニケーション上のスタンスを6つ紹介されており、そんなかでケーススタディやウケる技術の使いかたを解説しています。本書で紹介さている「戦略」は次のとおりです。
1.ガイジン化:テンション高めで。これがすべての基礎。
2.粘り強さ:逆風のなかでユーモラスかつポップに粘る。
3.神の視点:からかわれた際など、意識を切り替えて俯瞰してみる。
4.逆:相手との会話がありきたりなとき、普通とは逆を意識する。
5.チューニング力:相手の波長に合わせて繰り出す言葉を変化させる。
(聞き役で行くか、話し役で行くか)
6.愛:コミュニケーションはサービス。
普段の生活で毎日が同じことの繰り返しと感じている人もいるかもしれませんが、
本当にそうでしょうか?本書で紹介されている「戦略」は心構えに近いものであり、
日常生活で忘れやすいものでもあるのではないでしょうか?少し心がけを変えてみると何か違って見えるのかなぁ。技術も当然重要ですが、毎日を角度を変えて見てみるということが大事なんだと感じました。
ウケる技術も当然解説されています。
特に気になった技術としては、
・ミスマッチ
・ディテール化
の二つでしょうか。
ミスマッチでは関連性がない言葉を組み合わせて、少し面白くする。
ディテール化は例えツッコミに似ているでしょうか。
どちらにしても、「今そこにくいつく?!」とか、「その例え?」といった風に意表をついたことが笑いに結びついていると思います。
こういった言葉を探すだけでも少し面白いのではないでしょうか。
- 作者: 水野敬也,小林昌平,山本周嗣
- 出版社/メーカー: オーエス出版
- 発売日: 2003/07/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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