pleetm's blog

日々考えた事や読んだ本について書くブログです。自分の書いたことって相手にどう伝わるのか、興味があるので、お時間ある方はコメントしていただけると嬉しいです。このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

パン屋再襲撃

読みました。村上春樹さんは、言葉では直接表現できない、心のもやっとした輪郭みたいなものを、人のやりとりや状況の描写などをうまくつかって表現している方なのだと思いました。これが多くの方に支持される理由ではないでしょうか。
 
使われていることばそれぞれは理路整然とならんでいて、一見無機質です。ただ、それは一つのことばの大事さをよくわかっていて使い方に神経を配っているのだと思いました。自分が表現しようとしているものを自分のことばで傷つけないようにしているのかもしれません。
こういうのって昔はなんだかよくわからなかったけれど、いまではそう思います。
 

きっとそのずれは、最初のうちは目にも見えないような微小なものだったのだろう。しかし、時間が経過するに従って、そのずれはどんどん大きくなり、やがてはそもそものあるべき姿が見えなくなってしまうような辺境に僕を運んできた。

 
この感覚、すごくよくわかります。自分の場合はそれが怖くて、いつも、世間一般で言う「ふつう」との距離を推し量ってきたような気がしています。意識的にそうできている部分は「ふつう」との距離感がわかるのですが、無意識的にずれているものは果てのない辺境まで行っています。普段はそのことに気がつかない。けれども、なにげない会話のふとした瞬間などにそお無意識のずれが意識上に現れることがあります。現れて初めて気づいて、自分にこんな部分があったのかと気づくわけです。

 

パン屋再襲撃 (文春文庫)

パン屋再襲撃 (文春文庫)

 

 

 

パン屋再襲撃 (文春文庫)

パン屋再襲撃 (文春文庫)

 

 

 

パン屋再襲撃

パン屋再襲撃

 

 

君たちはどう生きるか

読みました。
少年向けの小説なのでしょうが、大人向けに書かれているようにも思います。
コペル君という子供の成長を軸に人間らしさとはどういうことか、人間らしく生きるとはどういうことか、について考えさせられる本でした。どの方もどこか心にのこるエピソードに出会えると思います。
 

そののぼり切ったところで仕事をするためには、いや、そこまでのぼり切るためにだって、コペル君、よく覚えておきたまえ、君が夜中に眼をさまし、自分の疑問をどこまでも追っていったあの精神を失ってはいけないのだよ。

 

この姿勢は何においてもとても大切にしていくべきものだと思うようになりました。あの精神というのは、好奇心であったり、情熱であったりということだと自分は理解しました。さまざまな対象に対してこういう気持ちがあるということはすごく意義のあることだと思います。やりたい仕事ではないかもしれないけれど、その中に何か自分の心のフックにかかるものがある、それを探していくという作業は絶えず行っていかなければなりません。そういった精神を持ち続けなければのぼり切ることも、のぼり切ったところで仕事をすることもできないのでしょう。
 

本当に人間らしい関係とは
人間が人間同志お互いに、好意を尽くし、それを喜びとしているほど美しいことは他にありはしない。そして、それが本当に人間らしい人間関係だと、コペル君は思わないかしら。

 

だからね、コペル君。ここは勇気を出さなけりゃいけないんだよ。どんなにつらいことでも自分のしたことから生じた結果なら男らしく堪え忍ぶ覚悟をしなくっちゃいけないんだよ。過去のことは何としても動かすことは出来ない。それよりか、現在のことを考えるんだ。いま、君として、しなければならないことを、男らしくやってゆくんだ。こんなことでへたばっちまっちゃあダメだよ。

 
これは短期のことと長期のことがあるでしょうが、過去に対しては言い訳せず、いま自分は何をすべきかを考えることの必要性を痛感します。
 

その後悔のおかげで、人間として肝心なことを心をしみとおるようにして知れば、その経験は無駄じゃあないんです。

過去は変えられない。でもそれを心から後悔すれば、そこから心理みたいなものを引っ張り出せる。
 

痛みは僕たちにとってありがたいもの。心に感じる苦しみやつらさは人間が人間として正常な状態にいないことから生じて、そのことを僕たちに知らせてくれるもの。

自分は、痛みやつらさを避けようとしてきました。そうじゃないんですね。痛みやつらさは心からのシグナル。それを敏感に感じ取ること、それに立ち向かうことが自分の成長につながる気がします。逆に何の不安も感じないという人は最近考えてないか、センサーが少し鈍ってるのかもしれません。すべての不安がなくなることは人間が死ぬ存在である以上、ありえないのですから。
 

自分の過ちを認めることはつらい。しかし、過ちをつらく感じるということの中に人間の立派さもある。

自分にとって、「立派なひと」ってなんでしょうか。なんでも正しいひとや優しい人じゃない、間違ったことを認めて、受け止めて、それを原動力にできる人。それが立派な人なんだと言われている気がしました。自分も一度、言い訳せず自分の悪かったことを正直に受け止めて、そこからどうしたらいいか考えてみたいと思います。コペル君みたいにはなれないかもしれないけど。
 
 

 

君たちはどう生きるか (ポプラポケット文庫 日本の名作)

君たちはどう生きるか (ポプラポケット文庫 日本の名作)

 

 

 

君たちはどう生きるか (ワイド版 岩波文庫)

君たちはどう生きるか (ワイド版 岩波文庫)

 

 

 

君たちはどう生きるか (ジュニア版 吉野源三郎全集)

君たちはどう生きるか (ジュニア版 吉野源三郎全集)

 

 

 

君たちはどう生きるか

君たちはどう生きるか

 

 

自分を支える心の技法: 怒りをコントロールする9つのレッスン

 名越康文さんの本です。

 
・他人の言動にとらわれる前に自分自身の心のことを考えよう
・自分で自分の心を明るくしよう
 
・心は一瞬にして変わる
心を理解するためにはこのことをまずしっかりと認識することの必要性が書かれています。
心は一瞬にして変わるので、ネガティブやポジティブを繰り返している。だから、どんなにネガティブな人も常にネガティブであり続けるということは難しく、一瞬明るくなる瞬間がある。自覚的にそのような瞬間を増やしていくことで心の基準点を上げていく。その一瞬作りを毎日続けることが大事であるということです。
そして、心に生じた感情も一瞬にして変わるものだから、それは本物ではない。コントロールできるものであるとも書かれています。
 

・コミュニケーションのやり方

人間は乳児期の体験をもとに怒る事により人を動かすという事を学んでしまった。これがコミュニケーションの上での間違いだった。
 
自分についても考えてみると、会話することを通じて相手を自分の思った方向に持っていきたいと考えてしまうところがある。これがもう既に「怒り」ですね。コミュニケーションをうまく進めるためには、相手を深く知りたいと好奇心を持ち、その好奇心から生まれる何気ない会話を続けることが重要なのかなと思っています。しかし、相手の出方は千差万別ですし、仲良くなればなるほど、本音で喋る割合が増えてくるほど、相手も言葉にはしにくくなるのでコミュニケーションの齟齬が発生するような気がします。そのため、ある一定のところまでは分かり合えたとしてもその先のコミュニケーションというのは実感としてすごく難しいような気がしています。また、もう一つ大事なこととして、時間軸というのもありますね。前回の会話からどれだけの時間が経ったか、その間に交わした会話の内容はそれぞれの中で醸造されていく。それが次会う時には、全然違うものになっている可能性がある。そうすると、同一地点に立っていたと思い込んだ時点で会話はうまくいかなくなってしまう。そういうこともすごく多いです。
 
・怒りは人の知性や身体的パフォーマンスを下げる
実感としては怒りがある時は集中ができていない。その結果、注意力が散漫になり、パフォーマンスは下がるというのはすごくよくわかります。
 
・リアリストは妄想に取り付かれやすい
リアリスト、つまり直線的な因果関係で物事を考える人は自分の思い込みに振り回される可能性が高いということだと思います。これは、おそらくですが、頭のいい人、IQの高い人、論理的な人はそういうことに落ち入りやすいと思います。そこまで考えなくていいのに、ってやつですね。でも時間があったら考えてしまうんだから仕方ないですよね。こういうのどうすれば良いのかわからないのですが、うんと考えて、でもそれはここまでは根拠あり、ここからは仮定と整理してみることで少し楽になるのでしょうか?もっと言えばその根拠の部分もうまく処理できればなぁと思えてきますね。
 
・大切なことの多くは心が落ち着いていないとわからない
自分の身体に集中すること、そして心を落ち着けること。これって小さい頃は何気なくできたのですが、自分はどんどん難しくなっています。なかなかゾーンに入れない。入るのが怖い。なんかそんな感じです。
 
・認識するだけで人は変われる
まず、怒りを認識する。それが最初。
・怒りは自分の心の問題、自分の怒りは自分のせい
人の言動をどう捉えるか、それは自分の主観。主観を変化させていく。世界の捉えかたを変化させていく。
・俯瞰で見る
認識し、怒りを鎮めるためにはまず、俯瞰でみてみる。
 
・人に話をする時は淡々と、あっさりと。
 

・人それぞれ感じ方は違う。性格分類を学ぶことで自分の感じ方は少数派だということを認識する。それにより、他人に対してかなり謙虚になることができる。偏見から自由になる。深みのある人間理解につながる。

人それぞれ違う。それって当たり前のことなんだけど、なかなか実は難しい。なぜなら、「ふつう、こう思うよね?」というスタンダードが自分のなかに出来ちゃってる。だから違うものを受け入れるのってとても難しい。だから、そういったときに、性格分類があれば、感じ方のどういう部分でどう違うのかが具体的にわかるのでしょう。そうすることで、自分の「ふつう」から脱却できるし、怒りを減らすことにもつながるのかな。
 

憧れる力

できないことができるようになること、わからないことがわかるようになること、知らないことを知ること。人間は成長することそのものに強い憧れを持っている。
 
これが前進する力のすべてと思います。
 
 
 
そのために怒りを鎮めよう。
 
それでもなにか、大事な人の心の有り様に影響を与えたいと思ってしまう。
おせっかいというか、押し付けがましいというかそういうところがなくならない。
自分を支える心の技法 対人関係を変える9つのレッスン

自分を支える心の技法 対人関係を変える9つのレッスン

 

 

 

 

どうせ死ぬのになぜ生きるのか

読みました。

そこまで深く考えていなくても、人生がなんとなく不安という人は心に残る言葉に出会えるのではないでしょうか。本書が特に素晴らしいのは、人生ではこういう風に考えていくのがいいんですよ、といったことだけでなく、そのためにはどういった行動を取っていけば良いのかを示している点にあると思います。その具体的な方法というのが「行」です。

悩みや不安とは
 悩みや不安は繰り返し襲ってくるという性質を持つ。その漠然とした不安や本質は

「どうせ死ぬのになぜ生きるのか」という問いだといこと。

→生きることの意味づけとは?自分の場合はそこまで根源的に考えたことはなかったと思いますが、無意識のうちに避けてきたのかもしれません。根源的な問いを考えてみることで自分の今の不安感に対しても見え方が変わってくるかもしれません。この根源的な問いに自分が対峙することになるのはもう少し年齢を重ねた時かもしれません。

方便こそ究竟なり

実生活で立派に振る舞い、周囲の人を幸せにしていくような行いが真の悟りへの道である。

姿勢を整える

姿勢の安定と心のあんてはシンクロする。そのために「行」が大切。

ただやる

効果を知識として知ってしまうとわかったつもりになり本来の効果が失われてしまう。得られるものは感覚的な経験であり、言葉になるものではない。言葉にせず、ただやることで言葉で説明できる限界を超える。これが人生を生き抜く力になる。

→自分は言葉に頼りすぎてなかったか。成功者が遠く離れて見えるのはこのやるかやらないか、やり続けたか途中でやめてしまったかという差にあるのかもしれません。自分は何か継続してやり続けているか。

心は自分ではない

心は瞬間ごとに変化し続けている。

心を「付き合いにくい隣人」として捉えることで自分の心と向き合い「自分の心」の揺れを客観的に捉える。

怒っているときは「怒っているぞ」と心の中で3〜5回ゆっくりと心の中で唱える。

→これは会話の途中でも応用できそうですよね。

心の基準点をあげる。

心の基準点をあげることで怒りや不安といった乱れのセンサー感度が上がる。そうすることで心の掃除がやりやすくなる。

いつも心を明るい状態に維持し続けるわけではない。一日に一瞬でも「行」によりそんな時間を作る。それが心の基準点をあげることにつながる。そして、心の明るさは自分で作るという自信を作る。これはその後の人生で大きな自信になる。

「行」の効果

自分という意識が消えていくこと。そうすることで心が軽く、明るく、爽やかになる。そのためには、対象と同調するということが重要。

「冷めた態度」

これはむしろ固定観念に強くとらわれ、現実を直視できなくなった状態。自分の目の届かないところで世界が大きく変化し続けていることに想像力を働かせることがどんどん難しくなる。

「行」によって自分自身が明るく、爽やかな気持ちになると自然と相手と遊び戯れたくなる。その上で忘れてはいけないことは「自分自身が楽しむ」ということ。

こういう風にして周りに良い影響を与えていきたい。自分が楽しくて周りが気持ちよくなる。これがなかなか実感としてわかりません。具体的にはどんな行動なのでしょうか。周りの気持ちいい人を観察するということが大事なのでしょうか。頭だけじゃダメですね。まだまだです。

 

 

 

こうすれば必ず人は動く

読みました。

社会で自分が行動し、それが他人に良い影響を与え、行動を促し、それが自分に返ってくる。 そのためにはどうすれば良いか。実例を踏まえ多くのアドバイスがちりばめられています。

自分が扱ってもらいたいように人を扱う。
自分のことを忘れて、無私の気持ちで相手に対する興味、関心を抱けば友人ができる。
人に対して興味を抱く。
お客さんの抱えている問題を理解する。
短所のほとんどは自意識過剰と焦りからきている。
人にどれだけのことをしてあげられるか。
成功するには、闘いの一番激しいところに踏み込んで、そこで戦うこと。そして、勝つまで闘い続けること。そこにどれだけの意思と想像力をつぎ込めるか。
自分の中に何か他人が求めるようなものがないか、それを発見して他の人が求めるものに誰よりもよく答えていこうとする。
成功を妨げる二つの大きな要因は焦りと優柔不断
他人の欲求や願望をよく考えること。
相手を立てるということと自分を蔑むということを混同してはいけない。

 

こうすれば必ず人は動く(文庫)

こうすれば必ず人は動く(文庫)

 

 

 

こうすれば必ず人は動く
 

 

無趣味のすすめ

 読みました。

村上龍さんは基本的にすごく自分に厳しい人なのだという印象を持ちました。

ベンチャーの原則

多数派に加入する誘惑を断固として拒絶すること。情報や知識やネットワークへの飢えを持ちつつ少数派の立場を常に意識する。

ベンチャーに限らず、多数派の意見だけではないはず、と複数の観点から考えを持ち続けることは非常に重要なことだと思います。その違った意見をどう生かすか。その量rの仕方が課題ですね。

好きは自己撞着、満足の罠に陥りやすい

好きはエモーショナルなものであり、脳の深部から湧いてくるもの。だから他人にわかりやすく説明できるような「好き」は案外どうでもいい場合が多い。

→逆に言えば、言葉でうまく言い表せないけどなんか好きみたいなものが見つかれば、それが本当の「好き」なのかもしれません。さらに大事なのは、なぜ好きかはわからないとは理解しつつもその「好き」に影響を与えたような事柄についても掘り下げてみると何かヒントがあるような気がします。

パートナー

一人でも十分にやっていける人同士が信頼とビジョンを共有することで初めて理想的なパートナーとしての一歩を踏み出すことができる。

目標

目標は達成されるべきものであり、夢のように語られるものではない。だから目標を持つということは基本的に憂鬱なことなのである。

→憂鬱で楽しくない、と思っているときはそれは目標に向かってもがいているときなのかもしれません。自分に対してあきらめず、期待できていることの裏返しとも考えられるような気がします。

オン・オフ

リラックス、集中できて仕事ができている人は実はオン・オフの区別がない。全力で妥協なく終わらせたいという欲求はあるが、早くオフを楽しみたいとは思わない。どんなことにも成長の糧を見つける。

生きがい

金以外の価値を社会および個人が具体的に発見できるかどうか。

→自分はこのあたりがぶらついています。あえていえば成長すること?が生きがいなのでしょうか?

リーダー

どういう対応策をとるか、どこに問題があるか、何をすればいいか、をわかっていて、この方法がベターだと思うので全員で解決していきたいと考えることができる人。

人生

仕事とプライベートにおけるその人の優先順位がその人の人生。

発想

イデアを生む発想力、それは遍在する膨大な記憶を徹底的に検索し、適したものを意識の表面に浮かび上がらせること。そして、他の誰よりも長い時間集中して考え続けること。

→無意識の力をおおいに信じて、その内なる声をできるだけ敏感にキャッチする。意識だけで生活して忙殺されているとその声は聞こえなくなる。そして、根も葉もないような、出口のないようなことであってもずっと継続して考え続けること。そういう人にしか答えってもしかしたら見えてこないのかもしれません。

よくあることですけど、答えってわかった時にはシンプルで思っていたよりもずっと自分に近いところにあって、だからこそ見つけられないものですよね。自分は諦めずに継続して何かを続けることができているか。

無趣味のすすめ 拡大決定版 (幻冬舎文庫)

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無趣味のすすめ

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それでも恋するバルセロナ

 見ました。

会話のやりとりが軽快かつ魅力的で、コミュニケーションする上でとても参考になるのではないでしょうか。

また、男のホームグラウンドに入った時点で女性の負けはほぼ確定してますよね。自分の知らない魅力的な世界を知っていて、それをちらりと見せられたらまんまとはまってしまうのではないでしょうか。

そして、何度か劇中に出てくる、「恋は完成しないからロマンチック」という言葉。これをちゃんと頭の片隅に置いておけば変なことにならずに恋をたのしめるような言葉だと思いました。

もう一つ思ったことは、恋に限らず一度物事に情熱的にハマりきった方が、抜ける時に潔く抜けられるのではないかと2人の女性主人公の行動を見て感じました。逆に妙な倫理観みたいなものに支配されて、中途半端だとあとあと尾を引いいているような。

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シークレット・ウインドウ

 見ました。

すべて自分が作り出した幻想だったという結末。自分の頭ん中が具現化されたら本当に起きてしまいそうな、自分がどのように外界を捉えているか考えさせられる作品。

 

 

 

 

 

アドラー心理学入門

読みました。

『嫌われる勇気』と内容はほとんど同じです。内容が少しかちっと書かれているということや、アドラーその人についての生い立ちについても記述がなされています。

理解のしやすさからいっても 『嫌われる勇気』の方が格段に上です。

いろいろ読みましたが、ひとはありのままでよくて、それをどう評価するかは自分とは分離して考えるということ。人を評価するというのもあまりよくなくて、そこに介入する主観というものをできるだけ取り払う必要があるということ。その上で、相手の立場に立って、相手の言動の流れに寄り添い、相手を理解するということに神経を集中することでより良いコミュニケーションになりうるということ。そのための身体的技法も幾つか開発されているということ。

そして、自分の行為や存在が他者に貢献しているという自己肯定感を持つこと。

そのためには、自分の体験している「いま、ここ」に集中してアンテナを張り巡らすこと。アンテナを張り巡らすっていうのはつまり、好奇心を持つということ。好奇心を持つということは自分というフィルターを通して社会を見るということ。つまり主観に戻ります。それはつまりありのままでいることhじゃ自動的に個性的であるということで、それ以上でもそれ以下でもなくそれを受け入れるということ。

さらに主観で物事を見ているということを俯瞰的に認識しておくことで、泥沼に入り込むことを防げるということ。

わかりにくいですが、こういうことかな。

 

pleetm.hatenablog.com

 

アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために (ベスト新書)

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アドラー心理学入門 (ベスト新書)

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シングルマン

見ました。

孤独とは?

死を身近に置きながら、どう生きるのか。生きる意味があるのか。

ラスト15分は語られる言葉すべてが重い。。 

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