読みました。河合隼雄さんの本は読むたびに改めてそうだよなぁと思わせられることが多いです。
だいたい頭ではわかっていることであっても河合さんが言うとなんか説得力があるのがすごく不思議です。
落とされたと落ちたの話は面白かったです。
落とされた、と思うと、どうしても嘆きや恨みが多くなる。ああすればよかった、あいつが悪いからだ、など過去のことを
あげつらうばかりになる。
落ちたことを自覚し、自分のなすべき課題を見つけて、それに取り組む。これは継続する努力を必要とし、すぐに効果が現れることはない。日本にとっての課題とは、個性を尊重すること。個人の能力を最大限に伸ばすこと。