pleetm's blog

日々考えた事や読んだ本について書くブログです。自分の書いたことって相手にどう伝わるのか、興味があるので、お時間ある方はコメントしていただけると嬉しいです。このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

官僚たちの夏(城山三郎)

読みました。

官僚と聞いて、皆さん何が思い浮かぶでしょうか。権力、金、天下り。頭のいい人が集まって悪いことしている、そんなイメージが思い浮かぶかもしれません。

この本は、官僚が憧れの職業だったころ、そして、国を創るという気概に満ちた時代の話です。

ある経済政策を立案、整備しようとする官僚たちの闘いを描いています。

この本を読んで思ったのは、官僚たちにとって、法案を作る、通すということがどれだけのことを意味するのか、また、仕事というのは信念で成り立っていて、その信念は人柄によって形作られている、ということです。どんな人がどんな思いで取り組むか、それだけのことですが、それ以上のことはない、国を創る一端を担うということはどれだけやりがいのあることだろうか、と思わせられます。

官僚には人事異動があり、それが意図的にも、偶然にもその人を形作っていく、それぞれが異なる経験を経て、それぞれの「正しい」を形成していく、その多様な「正しい」をぶつけ合い、より高次元な政策を練り上げる。

本書では、奮闘した法案は結局通らなかったのですが、それでも、次の一手を考え、状況の変化に合わせて最善の手を打っていく。そのために日夜議論が交わされる。

官僚として働くというのは、一部の不祥事はあるにせよ、今も昔も変わらず国を創るというやりがいに満ちた仕事なのだろうと思いますし、そうあってほしいと思いました。

官僚たちの夏 (新潮文庫)

官僚たちの夏 (新潮文庫)

 

 if you hear the word 'beauraucracy', what do you think of?  For many people it may mean power, money and bribe.  However, this book describes completely different story from this image. It depicts public officials in the central government who work with enthusiasm for creating the country.

What makes me feel is how tremendous it would be to create a bill and get it passed.  And such a magnificent work comprises belief and the belief is made of individual personality. So, I was moved by the fact that beauraucratic work is so humane.

Working  as a public servant is sometimes target of critisism of citizen, but it will be without doubt fulfilling work.