pleetm's blog

日々考えた事や読んだ本について書くブログです。自分の書いたことって相手にどう伝わるのか、興味があるので、お時間ある方はコメントしていただけると嬉しいです。このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

深夜特急4(沢木耕太郎)

読みました。

旅に行くとき、旅に関する小説を読むと、その旅が仕事だとしても少し気分が上がります。それは、移動するというのは、人の根源的な何かを刺激するからなのかもしれません。

今回は沢木耕太郎深夜特急4(シルクロード編)を読みました。4があるということは、当然1~3がある訳で、でも実は1~3は読んだことはなく、今回は行先に合わせて選んでみました。深夜特急と言えば、新幹線や特急列車のホームの売店でよく見たなぁ、という記憶があるのですが、これまで読んだことがありませんでした。紀行もの自体をあまり読むほうではないですし、本で旅の体験を読んでもなんだかなぁ、と感じていたからです。ぼくのように、意外と目にするにもかかわらず、読んだことのない、という人は案外多いのかもしれません。

ともあれ、ぼくは今回、この本を旅の共にと選び、読みました。

深夜特急4ではシルクロードという副題からもわかるように、南アジアから中東にかけてを移動します。インドでの旅を終え、パキスタンへ、そこからアフガニスタンをとおりイランに至ります。読んでいて、このあたりの国が面白いとおもったのは、いろんなことが適当である、ということ。適当であるということは、要はなんでもかちんこちんに決めてなくて、それを決めるにはいつも人と人とのコミュニケーションがあるということです。ものを買うときもそう、タクシーに泊まるときもそう、宿に泊まるときもそう。そんな人のぬくもりが分かる国々なんじゃないかな、と感じました。

他にも、自分の行ったことのある国が描写されていると、思わずそうそう、とうなづきながら読んでしまいまうところも、こういった紀行ものの魅力かもしれません。

 

本書を読んで、昨今は日本人、特に若者の内向き志向ということも聞かれますが、これは何だろうと考えてみました。移動するということは根源的な刺激があるということを先に述べましたが、これってもしかしたら、移動ということは人々にとってロマンだったのかな、と思います。いまや飛行機でどこにでも行ける時代、どこにでも行ける状態になることによって、かえってわざわざいく必要性がなくなってしまったのかもしれません。

便利なのはいいことなのでしょうが、人は外に目を向けなくなってしまった気もしていて、そういったこととも密接に関連している気がします。普段の生活をみていても、自分も例外ではありませんが、つい自分を守ることや自分を正当化するひとが目に付くようになった気がします。みんな目の前にいる他人をみていなくて、スマホのなかの自分の瞬間的な興味を満たすためだけに日々を過ごしているような気がしています。政治を見ていても、いろんな国が自国優先施策をとる傾向がある気がしていますし、国内でいえば、選挙の投票率が低いことなんかも同じ現象な気がします。仕事でもメールを打って、理由付けをしているだけで本当の課題に対して向きあっている時間は必ずしも多くないのではないかな、とかんじます。

 

話が飛躍しましたが、本書を読んでそんなことを思いました。

 

深夜特急4?シルクロード? (新潮文庫)

深夜特急4?シルクロード? (新潮文庫)

 

 

This book is writtne by Kotaro Sawaki, who is a faous repowriter.

When i go on a trip, i often bring a book concerning travel, which makes me feel excited a little bit. This is partly because travaeling stipumulates something in our instinct.

Why does it stimulte us? I don't know why it does quite well.  But it used be a roman to us.  In those days, it was not so easy for us to move to where we want to. Now, it has become quite easy ot get there.  We have rapid trains and flight services, by which we can reach almost evrywhere.  And as a result, meeting such a desire turnned out to diminish our interst in something we haven't seen and been to.

It feels like this has resulted in focusing less on others than we used to.  We tend to protect ourselves against outsid, justify ourselves and spend moreand more time on satisfying your instant pleasure.

This tendency may be closely related to other things that happen in our society.  We are less eager to go to election, spend lesss time on facing your true problem and each country takes some measures to favour itself.  These are not always bad, but it fees like it is going too much.