読みました。
『嫌われる勇気』と内容はほとんど同じです。内容が少しかちっと書かれているということや、アドラーその人についての生い立ちについても記述がなされています。
理解のしやすさからいっても 『嫌われる勇気』の方が格段に上です。
いろいろ読みましたが、ひとはありのままでよくて、それをどう評価するかは自分とは分離して考えるということ。人を評価するというのもあまりよくなくて、そこに介入する主観というものをできるだけ取り払う必要があるということ。その上で、相手の立場に立って、相手の言動の流れに寄り添い、相手を理解するということに神経を集中することでより良いコミュニケーションになりうるということ。そのための身体的技法も幾つか開発されているということ。
そして、自分の行為や存在が他者に貢献しているという自己肯定感を持つこと。
そのためには、自分の体験している「いま、ここ」に集中してアンテナを張り巡らすこと。アンテナを張り巡らすっていうのはつまり、好奇心を持つということ。好奇心を持つということは自分というフィルターを通して社会を見るということ。つまり主観に戻ります。それはつまりありのままでいることhじゃ自動的に個性的であるということで、それ以上でもそれ以下でもなくそれを受け入れるということ。
さらに主観で物事を見ているということを俯瞰的に認識しておくことで、泥沼に入り込むことを防げるということ。
わかりにくいですが、こういうことかな。
アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために (ベスト新書)
- 作者: 岸見一郎
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 1999/09
- メディア: 新書
- 購入: 12人 クリック: 100回
- この商品を含むブログ (30件) を見る