読みました。
近くの古本屋さんでたまたま出会い、読了。
どうすれば他人と違った思考ができるのか、そのコツを紹介してくれています。
非常に読みやすく、また実行しやすそうなので、備忘録も兼ねてハウツーをメモ。
ラドヤード・キプリングの分析ツール:六人の従者
問題を詳しく調べるには、「なに」「なぜ」「いつ」「どう」「どこ」「だれ」
5W1Hですね。ただ、ある疑問に対して全て5W1Hで質問を考えるというところがミソ。これって、実は会話を繋げることにも応用できそうですね。いつも自分が「なぜ?」とワンパターンの質問返しで会話を続けようとしているなら、
「◯◯って、どのタイミングで判断したんですか?」
「◯◯って、だれも思いついてないんじゃないですか?」
など、使ってみればいつもとは違う会話になって収穫が増えるんじゃないか?
この分析ツールとは全然関係ないんですが、そんなことをおもい読みました。
思考の達人は問い続けることを習慣にしている。
問うということは安易な答えを求めることとは違うんですね。
それでいいのか。本当はこうなんじゃないのか。と問い続けることがより良い答えにつながるということです。そして、それは一人では成し得ないということもリーダーは知っておかねばなりません。
また、問うということは人の話に注意深く耳を傾けるということでもあります。そうすれば、さらに別の質問が思い浮かぶし、理解も深まるわけですね。
組み合わせを考える
思いついた二つのことを無理やりくっつけて考えてみる。消しゴム付き鉛筆みたいなこと。これは実行しやすいし、試してみる価値があるかもしれません。習慣付けてみよう。
会話の達人になろう
「わずかな知性があれば、人について話せ、普通の知性があれば、出来事について話せ、優れた知性があれば観念について話せる。」とかかれています。人の噂話ばっかりしてないで、建設的なアイデアの話をしようってところでしょうか?肝に銘じます。
また、こうも書かれています。「誰でも、気難しくて、むっつりとしているものよりは、明るくて、感じのいい者と一緒にいたいと思うものだ。」これも心がけないといけませんね。
自分を信じる
「生涯の業績を左右するのは、頭のよさとか、教育とか、人脈とかより、まずは自分を信じられるかどうかだ。自分には大きなことを成し遂げられる力がある、人の役に立てる特別な才能があるという確信が、重要な出発点となる。」
自分を信じて、明るく、人の話に耳を傾け、常に問うてきたか?
いまだ自分は何も成し遂げていないと感じてるが、そのための努力を怠っていないか?明確な目標を掲げているか。
自分の成し遂げようとしていることをいまだ誰もやったことがないということにむしろ自信を持つべきじゃないか。
自分の置かれた状況について自分ほど真剣に考える人はいないし、打破できるのも自分しかいない。それが自分に責任を持つということなのかな?
などと、考えさせられた本です。ほかにも役立ちツールはたくさん載っています。興味のある方は是非。
- 作者: ポール・スローン,黒輪篤嗣
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2011/01/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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