読みました。
読んだというよりも聞いたに近い感覚。
鼎談形式なので、三人が目の前で話しているかのような自然な雰囲気を感じ取ることができます。
テーマは居場所。
ここが自分の居場所だと思える場所がある人は幸せです。
みんなそういう居場所があればなぁと考えたことはあると思います。
この本を読んでいて、
居場所というのは、すぐそこに見つかるものではない。ということ。ましてや、必死になって探せば探すほど見えなくなって、自分から遠ざかっていくものなのかもしれないと思いました。
だけど、そうやって、もがいて、汗をかいて、探して、その後に諦めてしまった人に扉が開かれる。そんな場所が居場所なのかなぁと思います。
そんな苦労しなくても見つかってるよという人もいるかもしれません。そんな人は幸せです。
そんな苦労しなくちゃいけないのなら、探すのやめた、なんていう人もいるかもしれません。
だけど、やっぱり居場所がある人は幸せだなぁと思います。
だから、焦ることはないけれど、一生懸命、自分の居場所を探せばいいのだと思います。そして、絶望して、諦めて、あぁ、もうやだって思うまで頑張れば次に進めるような気がします。
居場所を探すというのは自分探しに似ているのかもしれません。結局、ここでいう居場所というのは、物理的な場所ではなく、自分の中に見つけることになるような、そんな気がしています。